「訪問看護のリハビリでは、どこまでやってもらえるの?」
「病院や施設のリハビリと何が違うの?」
訪問看護のリハビリを検討されている方やご家族から、
よくいただく質問です。
訪問看護のリハビリには、できることとできないことがあります。
ただしそれは、「制限が多い」という意味ではなく、
目的や役割が違うということでもあります。
この記事では、
訪問看護のリハビリでできること・できないことを整理しながら、
在宅生活を支えるリハビリの考え方をお伝えします。
訪問看護のリハビリでできること・できないこと
まずは全体像を分かりやすく整理します。
訪問看護のリハビリで【できること】
自宅での動作練習・生活動作の支援
- 立ち上がり、歩行、移動の練習
- トイレ・更衣・入浴など日常生活動作(ADL)の練習
- 実際の生活動線を使った動作確認
👉 「家でどう動くか」に直結したリハビリができます。
転倒予防・安全に暮らすための支援
- バランス練習
- 転びやすい動作の確認
- 家具配置や動線の見直し
👉 病院では見えない 自宅ならではの危険 に対応できます。
体調や病状に合わせた運動指導
- その日の体調に合わせた運動量の調整
- 疲れやすさや症状変動への配慮
- 無理のない継続を重視したリハビリ
👉 「頑張らせすぎない」ことも大切な支援です。
家族への介助方法・関わり方の助言
- 介助のポイント
- 声かけや見守りの工夫
- 家族の負担を減らす関わり方
👉 本人だけでなく、家族を支えるリハビリでもあります。
訪問看護との連携による安心感
- 看護師との情報共有
(リハビリだけのご利用でも看護師が概ね3か月に一度訪問し、心身の状態を診させていただきます) - 体調変化への早期対応
- 医師・ケアマネジャーとの連携
👉 医療・生活の両面から支えられるのが特徴です。
訪問看護のリハビリで【できないこと】
一方で、訪問看護のリハビリには役割上、できないこともあります。
病院設備を使った集中的・機器中心のリハビリ
- 大型リハビリ機器を使った訓練
- 集団で行うプログラム
👉 設備を前提としたリハビリは対象外になります。
短期間での機能回復のみを目的とした訓練
- 「すぐに元に戻す」ことだけを目的とした訓練
- 数値や筋力向上のみをゴールにした関わり
👉 訪問リハビリは
生活を続けることを目的とした支援です。
医師の指示を超えた医療行為
- 医師の指示書に基づかない行為
- 医療的判断を伴う処置
👉 訪問看護のリハビリは
医師の指示のもとで行われます。
スポーツトレーニングのような高負荷訓練
- 筋トレ中心の高強度運動
- 競技復帰を目的としたトレーニング
👉 安全性と生活継続を最優先にします。
「できないこと」があるからこそ、できる支援があります
訪問看護のリハビリは、
「何でもやるリハビリ」ではありません。
その代わりに、
- 自宅での暮らし
- その人の生活リズム
- 病状や体調の変化
に寄り添いながら、
長く続けられる支援を大切にしています。
こんな方に訪問看護のリハビリは向いています
- 自宅での動きに少し不安が出てきた
- 通院でのリハビリが負担になってきた
- 家族の介助負担を減らしたい
- できるだけ自宅生活を続けたい
- 将来の変化に備えておきたい
訪問看護のリハビリは、
「今の生活を守る」ための選択肢のひとつです。
まとめ|訪問看護のリハビリは「生活のリハビリ」
訪問看護のリハビリでできること・できないことを知ることは、
サービスを正しく理解する第一歩です。
訪問リハビリは、
- 生活に直結した支援
- 無理のない継続
- 本人と家族の安心
を大切にしたリハビリです。
「自分たちの場合はどうだろう?」
そう感じたときは、ぜひ一度ご相談ください。